クオールホールディングス 第一四半期決算

投資日記

クオールフォールディングスは私が今持っている銘柄の1つです。
株数は3,600なので500万円くらいです。
昨日8/5第一四半期決算が発表されました。

経常利益7.1%減だそうです。(ニュースはそういうところだけ切り抜くから嫌です)

決算(損益計算書)の簡単な見方

経常利益とは何かというところも念の為、少し説明します。

〇〇利益って拒絶反応ある人もいると思いますが、ザックリ考えれば大丈夫です。

利益の源泉になるのは売上高です。そこからいろいろひいて最終的に純利益になります。

決算は引き算です。

以下の説明は細かいとこは無視してます。

売上高=実際に売った売値の合計

・例えば1杯1,000円のラーメンを1,000杯売ったら100万円の現金が手に入ります。

営業利益=売上高ー売上原価ー販売費及び一般管理費(販管費)

・100万円の現金から原価(麺やスープの代金、割り箸代等)さらに販管費(雇っているバイトの人のバイト代、家賃等)を払います。残ったお金が50万円としましょう。これが営業利益です。

今回のクオールの件が良い例なのですが、売上高が上がっているのに営業利益が減ることがあります。それは原価が上がっているか販管費が上がっているかなのです。今回は販管費が上がってます。人をいっぱい雇ったのでしょうか?広告等を打ったのでしょうか?その辺は記載がなかったので分かりません。(ここが一番知りたかった情報なのに)

売上高が増えているのに営業利益が減ってしまうパターンとしては

・商品の値段を下げて薄利多売にした。
・原料やガス代の値段が高騰し、原価が増えた。
・人が集まらないので給料を上げた。

などが考えられます。今年からは2番目の理由でこのケースになる会社が多いとおもいますのでチェックしてみてください。

次に経常利益です。

経常利益=営業利益ー営業外収支

です。不動産を持っていてそこからの収入があったりとか銀行から借金していてその利子だったたりとかです。営業利益と経常利益はそんなに差はないのですが、ここに大きな差が出たときはなんかあったと思って詳しく調べる必要があります。

・さっきのラーメン屋では営業利益=経常利益で50万円としておきます。

最後に純利益です。

純利益=経常利益ー特別損失+特別利益ー税金

です。ラーメン屋で言えば

・台風で雨どいが壊れたので修理した。ー10万円
・コロナで休んだから給付金をもらった+20万円
・税金ー30万円

50ー10+20−30=30万円

これが純利益です。

クオールホールディングス4半期決算の内容
売上高(単位百万円) 40,350→40,550(微増)
営業利益(単位百万円) 1,827→1,658(9.3%減)
経常利益(単位百万円) 1,895→1,765(7.1%減)
純利益(単位百万円) 1,033→1,001(3.0%減)
つまり売上高が変わってないのに営業利益が減ったのです。よく見ると販管費が増えてました。なんでだろう??株主総会とかあればそう言うのも聞いてみたいです。
通期の目標は変えてませんね(今年は強気なのでほんとに達成できるのかな?とは思いますがここからの頑張りに期待です)
相場観
今回の決算はある程度想定していました。なぜなら数日前に日本調剤が減益発表していたからです。同じ業種なので大体想像はできます。実際日本調剤の決算発表後クオールも結構売られました。なので大口はある程度ヘッジしていたのではないかなと思います。問題なのは個人投資家です。ネットの掲示板を見ると直前まで好決算を予想している人達がいました。彼らの売りがあることは仕方ないかなと思います。
月曜日は1,380円くらいじゃないかなと思います。その後は1,300円と1,400円の間をうろうろするかなって思ってます。
−50万は覚悟しておきます。せっかく良い感じで上がってただけにちょっと残念です。下方修正じゃなかったからまあいっか。
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