四季報と私

四季報解説
四季報の凄さ

私の投資は四季報とともにあったと言っても過言ではありません。投資を始めてから最初の師としたのはバフェットでした。彼は暇さえあれば企業のアニュアルレポート(年次報告:決算短信や有価証券報告書のようなもの)を読んでいます。

今となってはどこで聞いたか忘れてしまいましたが、バフェットにインタビューした記者がどの会社から読んだら良いかと言った質問をしたとき彼はこう答えました。

「Aから始めればいいじゃないか」

その時から私もそうしようと決めました。現代ではいろんな情報が手に入ります。高配当、高ROE、値上がり率ランキングなどパッと入力すれば瞬く間に表示されます。果たしてその情報にどれだけの価値があるでしょうか?それはみんなが想像することではないですか?それは本当にあなたの意志ですか?その投資は楽しいですか?安心できますか?

四季報を読破した時、あなたの中で何かが変わるはずです。見えていなかったものが見えるはずです。四季報は日本の縮図です。日本で過去起きたこと、今起きていること、そしてこれから未来に起こることが少し早めに感じ取れるはずです。日本を代表する約3,800社なのですから。

四季報とは

四季報について簡単にご説明します。

四季報とは、日本の上場株(みなさんが買える株)全ての会社の業績の概略が記載されています。会社は4半期ごとに決算資料が出るので四季報は年に4回出ます。呼び方も春号、夏号、秋号、冬号です。出版社は東洋経済新報社です。最近はオンラインで電子版が手に入りますが、そこはあえて書籍を買ってください。

そしてその時感じたことを赤ペンで記載してください、書き込んだ内容を後で振り返りやすいからです。これは後々大きな財産になります。株ではあの株チェックしてたのに買えなかったなんてことがよくあります。私もよくあります。そんな時四季報を振り返ってみると買わなかった理由が記載されています。タラレバがくだらない幻想だということに気がつくでしょう。

これが私が過去に購入した四季報です。

全て読破したものも何冊かありますし、全て読めなくても7割型は読んでます。

こんなの読破するのは正気の沙汰じゃないと思われるかもしれませんが、これが一番大事な作業で多くの人がやってない事だと思います。

結婚式の引出物の本なんかは隅々まで読んで決めるのに、家とか車とか株なんかの大きい買い物は直感で行っちゃう人が多いのではないでしょうか。雑誌を買ってきて推奨銘柄を買ったり、日経新聞で特集された銘柄を買ったりですとか、それで勝てるほど株式は甘くありません。

四季報の活用方法

話を戻しましす。四季報の読み方にはいくつかポイントがあって、普段は1銘柄2秒ペースで読んでいきます。読むと言うよりは、不合格ポイントを探して消していく作業です。3800社くらいあるので、少しでも気に入らない点があったらばっさり切っていきます。それで3回くらいふるいにかけて20社くらいになったら決算資料を詳しく読んで、同業他社の情報とかを調べる感じです。最終的には5社くらいにします。

それならあんまり失敗しない気がしますよね。

このブログでは最初のうちは丁寧に見方を説明しながら読んで行きます。そのペースで行くと2〜3年かかっちゃうので途中はばっさり行って気になった銘柄を途中で丁寧に解説していきます。

基本的にはバリュー投資(割安株投資)寄りですので、ガンガン攻めたい人は物足りないかもしれません。

私自身もこの苦行を少しでも皆さんと分かち合って、楽しくこなせたらなと思ってます。

別の記事で株とは何かについて解説を始めてますのでそちらも合わせて確認していただけると幸いです。

今回は2022年夏号を用意しました。これをベースにお話ししていきます。とりあえず四季報2022年夏号買っておいてください。

次回は四季報の見方について解説していきます。

 

 

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