2023年はトルコに注目

経済の流れ
なぜトルコなのか?

世界の流れはIOTから再び資源争奪戦に向かいつつあるという話は最近よく取り上げているところです。そこで注目しているのがトルコです。トルコといえば今は新興国という位置ですが、かつてはオスマントルコで世界の覇権を手にした強国です。親日国としても有名です。2023年に何が起きるのでしょうか。

ローザンヌ条約

これを知っていたらかなり政治通だと思います。これは今から100年前1923年に結ばれた条約で第一次世界大戦の敗戦処理として結ばされた条約です。なぜそれが今重要なのかというと2023年はローザンヌ条約締結から100年なのです。ローザンヌ条約には100年間国内の地下資源を開発しないことが盛り込まれていたようなのです。トルコの立地を見ると、イラクやシリア、サウジアラビアなどとも近く、掘れば石油が出そうな感じですよね。もし、このローザンヌ条約をトルコが律儀に守ってたとしたら・・・・。トルコという国がこれから表舞台に出てくる可能性が高いです。地政学的にもヨーロッパと中東の間に位置し、パイプラインを作るとしたらトルコを通過するでしょう。

トルコをめぐる水問題

日本にいるとあまり意識することはないですが、水の利権は国際問題に発展することがまぁまぁあります。ここのところの電力問題もあり、上流では水力発電ようのダムを建設するケースが増えてきています。トルコはチグリスユーフラテス川の上流に位置しています。下流域としてはシリアやイラクが位置しています。シリアやイラクではトルコのダム建設によって、深刻な水不足が発生しています。この辺もトルコの未来を占う上で考慮しておかなければいけない点です。

最後に

いづれにしろ2023年以降はトルコに注目してみてください。経済の要になってくると思います。

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