20230507 6月はアメリカの債務上限引き上げ問題に注意

経済の流れ

みなさま、GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。

投資歴の長い方々にはおなじみの債務上限引き上げ問題が、6月にも発生する可能性があると言われています。

アメリカの債務上限引き上げ問題とは

アメリカの予算の上限は法律で定められており、その上限を引き上げるには議会の承認が必要です。しかしながら、現在の状況では上院は民主党のバイデン氏が率いており、下院は共和党のトランプ氏が所属しています。つまり、実際に無尽蔵に国債を発行するのが嫌だという人々と予算引き上げをネタにして政治的駆け引きをする人がいるので簡単に可決しないのです。

デフォルトは回避できているものの2013年では暫定予算の策定が遅れて公務員の給料等の支払いが実際に遅れました。

アメリカの債務上限引き上げが失敗した時のシナリオ
今回、デフォルトした場合、とんでもない影響があるので一応想定されるシナリオを書いておきます。アメリカもその辺は理解していると思いますのですんなり通すのではないかと思います。
まず、アメリカがデフォルトした場合、アメリカ国債が浴びせ売られます。特に国債を大量に保有している中国は売り仕かけをしてくるでしょう。
国債が売られるということは国債の価格が下がる、つまり国債の利上げを意味しています。
これは他の債権市場やローン金利などに影響してくるでしょう。
コロナ貯金(コロナの給付金)が尽きているという話は以前にもしましたが、ここでローン金利が上がれば住宅を手放さなければいけなくなる人が大量に出てきます。シリコンバレー銀行のような銀行破綻も出てくるでしょう。
なにしろ影響が半端なくでかいです。
多分大丈夫と思うのですが、リーマンショックの時もどうせ救うんでしょって思ってたら梯子を外された感じでしたので警戒しておくことに越したことはありません。
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