みなさんお元気でしょうか？
2023年6月1日アメリカの債務上限を引き上げる法案が上院を通過しました。
これによって当面の危機は避けられたようです。これを受けて2日のダウは700ドル程度あげています。アメリカの債務上限問題については過去の記事を見て下さい。
いつもなら揉めるところですけど、シリコンバレー銀行の破綻とかありましたからね。逆に言うとここまですんなり行くってことはアメリカ政府が今の状況をかなり危機的と見ていることの裏返しだと思います。
短期的なリスクと長期的なリスク
短期的なリスクについて顕在化するとしたら秋以降になると思います。前にも触れましたが、コロナ預金がそこをつき始めています。加えて利上げによる金利上昇もあるのでローンが払えない人が増えてくるでしょう。それは少し時間がかかるので秋以降だと予測しています。
万が一そのような事態に陥ったとしても、FRBはすぐに資金を投入するでしょう。サブプライムローンの教訓とドルの基軸通貨としての覇権を維持する目的があるからです。ここでもたつく様であれば人民元がドルの基軸通貨としての地位を脅かす可能性があります。
投入された資金は再び株式市場に流れ込み更なる株価の上昇を招くでしょう。これからのリスクは株価が下がることではなく、貨幣の価値が下がることだと思っています。つまり相対的に株価が上がるのです。このイメージを持っておくと良いと思います。
