20240406 岩谷産業急騰

投資日記

みなさまお疲れ様です。

先々週は岩谷のコスモ株追加取得の件が材料視されて急騰しましたが、今週は、JPモルガンのレーティング引き上げと小型原子炉による水素製造が材料視されました。

JPモルガンのレーティング引き上げ
レーティングというのは証券会社の株価予想で実際に買うというわけではありません。レーティングを上げたからといって必ず上がるわけではないですが、レーティングが下がると結構下がります。
今回JPモルガンが岩谷産業のレーティングを9120→12830 強気に更新しました。やっぱりJPモルガンですねかなり影響力があったように思います。
ちなみに私のレーティングは現時点では14000くらいです。
岩谷産業はまだ初動です。
小型原子炉による水素製造
これまで、水素には電池としての役割があるとお話ししてきました。今回の話も原子炉でお湯を沸かしてタービンを回して発電しそれを使って電気分解をするのかと思っておりましたが、調べてみると少し違うようです。少し面白いので紹介します。(そんなの知ってるよって人がいたらごめんなさい)
今回水素の精製に使われるのは熱化学法と呼ばれるものです。

I2 + SO2 + 2H2O → H2SO4 + 2HI  ~100℃  (ブンゼン反応)

2HI → H2 + I2           ~500℃  (HI分解反応)

H2SO4SO2 + H2O + 0.5O2     ~900℃  (H2SO4分解反応)

まずはヨウ素(I)と酸化硫黄(SO2)を用いて硫酸(H2SO4)とヨウ化水素(HI)を作ります。
ヨウ化水素から水素とヨウ素ができます。ヨウ素は最初の反応にリサイクルされます。
硫酸も分解され酸化硫黄としてリサイクルされます。
つまり熱と水さえ供給されれば水素ができてしまうという画期的なシステムです。
水素を使えば発電もできますので、タービンも必要ありません。
今の原子炉の熱効率が35%であり、この小型原子炉では40-60%を目指しているそうです。
これの凄い点として
①二酸化炭素を出さない(核廃棄物の問題はあります)
②電力の安定化に寄与する
の2点があります。
今、電力はオンタイムで供給されていますので日中は出力を上げて夜間に下げるということをおこなっていますが、今後は一定の出力を保ったまま発電し、夜間に余った電気は水素として貯蔵し、日中の電力供給に回すことができます。小型ですので制御も簡単になるでしょう。
これはエネルギーの勢力図を変える動きになるでしょう。
まとめ
今回の株価急騰はJPモルガンのレーティング引き上げと小型原子炉による水素製造が材料視されたものでした。水素社会の流れは確実に進んでいます。岩谷産業の今の株価については激安ではないけど少し安めかなという印象です。まだまだ上がると期待しております。
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