20240908 決戦の金曜日(メジャーSQ)

投資日記

みなさまお疲れ様です。

今週はメジャーSQの週ですので仕掛け的な売買がされることに注意してください。
最近始めた人はSQについて知らないと思いますので簡単に説明しておきます。

SQとは
SQ(特別清算指数)とは「Special Quotation」の略です。
日経平均やTOPIXなどの指数に関する先物はSQ日に強制決済されます。各月の第2金曜日です。ですので毎月第2金曜日は先物と現物の売り買いを駆使して大きく動かされます。
日経平均やTOPIXなどの指数に関するオプション取引もSQ日に決済されます。3,6,9,12月の第2金曜日です。
オプション取引について
これは一般の人はほとんどやらないのですが、株を売ったり買ったりする権利のことです。
わかりにくいので例を示すと、株価を35,000円で買える権利を1,000円で買ったとします。もし株価が37,000になれば37,000円-35,000円-1,000円=+1,000円の得です。逆に33,000円になってしまったら33,000円-35,000円-1,000円=-3,000円となってしまいますが、この時はこの権利を放棄することで-1,000円の損失ですみます。
この権利を買うことをコールオプション、売ることをプットオプションと言います。
今のオプション値は35,125円です。
ですので月曜日はとりあえずここを目指すと思います。
次のプットオプションのボリュームゾーンは34,000円です。
33,000円もそれなりに残ってます。
3,2000円も残ってます。
メジャーS Qについて
ここまで説明して何となくわかったかもしれませんが、先物とオプションのSQが重なる3,6,9,12月はメジャーSQと呼ばれます。先物と現物を駆使してオプション取引に有利に進めます。
ですのでメジャーSQの日の朝の気配値はとんでもないことになりますが暴落でもなんでもないので気にしないでください。
金曜日はどこで決着するのか
とりあえず35,000円の壁は打ち破られそうです。その後はその他の機関投資家のかいも入るでしょうし簡単には破られないと思いますが、33,000円くらいは行く可能性があるのではないかと思ってます。その下はあまりないのでどんなに下げても32,000円じゃないかと思います。
日経平均の問題点
日本の株式市場はなんでこんなにも簡単に操作されてしまうのか?それは日経平均に問題があるからです。いわゆる値嵩株(ユニクロ、ファナック、東京エレクトロン等)を操作するだけで日経平均を大きく動かせるからです。ユニクロの業績は良いのでしょうけどPBR6倍、PER37倍です。トヨタがPBR1倍、PER10倍ですよ。どう考えたって歪んでます。まずは日経平均を見直すべきと思います。
まとめ
来週は特に波乱の1週間になりますので注意していてください。
それではまた。
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