参院選が終了しましたね。自民党が与党である限り、株式市場に大きな変動は考えにくいでしょう。もし他党が政権を担うことになれば、市場の動向を慎重に見極める必要があります。
それでは今日の話題に移ります。本題に入る前に、一つ触れておきたいことがあります。
東京のような大都市では、以前と比べて外国人観光客の姿を目にする機会が格段に増えました。以前は週に1回程度だったのが、今では毎回見かけるというのは、肌感覚として多くの人が感じている変化だと思います。特に、中国や韓国をはじめとするアジアからの観光客は、地理的な近さもあり、以前から大きな割合を占めていましたが、最近では欧米からの観光客も非常に多くなっている印象を受けます。我々が外国人と気がつけるのは欧米の人がほとんですから、実際はものすごく多くの人が来日していると思います。
なぜ日本に来るのか?私はテレビを見ないのですが外国人ユーチューバーの動画(ほとんど日本語たまに英語)をよくみているんですがその中で気がついたことをお話ししたいと思います。
外国人ユーチューバーはある程度有名になると大体繋がってるもんなんですけど、私がよくみてる外国人ユーチューバーは以下のとおりです。暇だったらみてみてください。
・マイティー・ポー(中国人)
・やないも(オーストリア人)
・ボンソワールTV(フランス人)
・とある中国人のむいむい(中国人)
・カチョックTV(ロシア人)
・piyokoの韓国Lab.(韓国人)
・ニック兄さん&高桑(アメリカ人)
そのほか海外から発信している日本人ユーチューバーとして以下のようなチャンネルがあります。
・NEW YORK STYLE /ニューヨークのリアルな声(これは経済の話を聞けるんですけどものすごく良いです)
・Bappa Shota(世界のディープな日常を取材するチャンネルです。)
それでは本題です。
東京は、訪れた多くの国々と比較しても際立って巨大な都市だと感じます。この規模の都市はなかなか類を見ないでしょう。
東京がこれほど特別な都市である理由は、主に2点あると考えています。1点目は、江戸時代に基盤が築かれた計画都市としての側面です。そして2点目は、日本が世界に誇る圧倒的な電車社会である点です。
世界的にEV(電気自動車)がブームですが、東京のような都市では、EVに乗るよりも電車(これも広い意味ではEVと言えますね)を利用する方がはるかに効率的です。
なぜこれが重要かというと、電車社会が極限まで人口密度を高めることを可能にしているからです。仕事であれ遊びであれ、あれほどの数の人々が車で一か所に集まるのは物理的に不可能です。車中心の社会では、都市がどうしても広範囲に拡散してしまいます。人口が高密度に集まることで、そこから独自の文化が生まれ、発展していくのです。
ニューヨークや北京のような大都市は世界中にありますが、そこに住む人はごく一部です。日本を訪れる外国人観光客のほとんどは、自国では地方に住んでいる方々でしょう。私自身も地方出身なので、東京に行くと少し疲れてしまいますが、若い頃はあの圧倒的な都会に魅了され、見るものすべてが新鮮で興奮した記憶があります。
この感覚は、海外からの観光客にも同じように起きているのではないでしょうか。
東京では、飲食店を探すときに、ビルの一階だけでなく、2階や3階、ときには5階まで飲食店が連なっていることは珍しくありません。隣のビルも飲食店だらけ、といった光景も日常的です。しかし、これは世界的に見ると非常に珍しいことです。そもそも東京のような高層ビルが建てられない都市も多く、海外では飲食店は通常1階にあるのが一般的です。
圧倒的な人口密度と、そこに林立する多様な飲食店群こそが、東京、ひいては日本の大きな特徴と言えるでしょう。これこそが、東京がミシュランガイドで世界トップクラスの評価を受けるのも当然の理由です。
こうした「雑居ビル」と呼ばれる建物自体が、東京の魅力の一つと言えるのではないでしょうか。
これもあまり意識されないことですが、非常に重要なポイントです。私たちは海外の方が自然豊かだと感じがちですが、日本も負けず劣らずアクセスしやすい豊かな自然に恵まれています。
日本は海に囲まれ、平地があるかと思えばすぐに山になるという、独特の地形を持つ国です。このような地形は世界的にも珍しいです。さらに、北海道から本州、沖縄まで、場所や季節によって多様な自然を楽しめるのも特徴です。例えば、北海道でスキーを楽しんだ翌日に、沖縄のビーチでのんびり過ごすといったことも可能です。これは、世界的に見ても類を見ないことだと思います。
日本は交通網が非常に発達しているので、たいていの場所には1日あれば移動できます。
例えば、今スキーで大人気の白馬へも、東京から電車で3時間半ほどで行けてしまいます。滑る時間を5時間くらい確保するとして、日帰りでスキーに行く、なんてこともできてしまうんです。これは世界的に見ても異常なほど恵まれた環境だと言えるでしょう。海外のスキー場はアクセスが非常に悪い場所にあったり、常にアイスバーンのような厳しいコンディションのところも多いと聞きます。
白馬は本当に素晴らしい場所ですよね。昔の「田舎」というイメージとはずいぶん変わっているのでしょうね。
これは言うまでもないことですが、日本では夜一人で出歩いても、怖いと感じることはほとんどありません。
私がカンボジアに行った時の話です。10年ほど前になるでしょうか。英会話教室で仲良くなった友人と海外旅行に行こうということになり、タイからカンボジアの国境まで電車で6時間、さらに国境の街からハイエースのような車に乗って6時間かけてアンコールワットのあるシェムリアップという街へ向かう、地獄のような旅をしました。
事件はそのハイエースの中で起きました。ちょうどその時、私は日本でカンボジアの地図アプリとGPSをスマホに入れていたのですが、街の近くになったら、どんどん街とは違う方向へ進んでいくんです。しばらくすると明かりもなくなり、あたり一面畑のような場所になってしまいました。そこに明かりのついた小屋が1軒だけあり、トゥクトゥクがたくさん止まっていました。
どうやら、次の日の観光案内を予約しないとそこから出さないように仕向けているようでした。一緒に乗っていた欧米人は「スキャン(騙す)ボディアだ!」と言っていましたね。彼らは渋々予約してトゥクトゥクに乗っていましたが、私たちは隙を見て畑の中をダッシュで逃げました。あぜ道のような場所がありましたが、逃げられないようにと水が大量に撒かれていました。
真っ暗でしたが、とりあえずGPSを頼りに畑の中を歩き、何とか宿までたどり着くことができました。カンボジアでは他にも少し危険な目に遭いましたが、今回はこの辺にしておきます。
他の国でも、軽く値段を誤魔化されることは日常茶飯事ですが、日本の治安の良さは群を抜いて優れていることがお分かりいただけるでしょうか。