みなさんお元気ですか?
ついに私の師匠のバフェットが来日しました。すごく興奮しております。私の投資のベースはバフェットから学びましたので何か起こるんじゃないかなって思ってます。
以前からバフェットが日本の商社株を買っているという話はしてました。過去の記事もご覧ください。バフェットがなぜ来日したのか?それは経営者から直接話を聞くためです。バフェットは自分の知名度を利用してトップから直接話を聞くというのを頻繁にやってます。今回もそれでしょう。実際にトップに話を聞いて彼の気持ちはどう変わったでしょうか?多分商社が好きになったのではないかと思ってます。
商社の強み
商社っていうのは日本にしかない独特な会社です。おそらくみなさんがイメージしているのは小麦とか金とかを安く買い付け高く売るようなビジネスモデルではないでしょうか。彼らの強みは圧倒的な速さと情報量でビジネスを作り出すことができるのです。例えばコンビニですとコーヒが必要です。普通は大手のUCCとかキーコーヒーとコラボしますよね。彼らは違います。直接海外の農場に行って農場ごと買い付けて日本のお店に並ぶまでの商流を完成させてします。いうのは簡単ですけど相当大変です。輸入する際の法律も知らなければいけませんし、現地の相場も調べなければいけませんし、買収する会社の経営状況も調べなければいけません。それを数人で極めて短時間で行わ真ければいけません。つまり圧倒的なオールラウンダーなのです。世界ではジョブ型の労働が流行っていますが、それとは真逆の世界です。それは失敗を許容できる文化かどうかってことかも知れません。彼らの働き方が変わらない限り日本は安泰です。
このビジネスモデルは簡単に真似できないので参入障壁が高いと思います。つまり、バフェットの投資基準の一つを満たしていると考えます。
ナイキは商社がなければ誕生していなかった。
今日は一冊おすすめの本をご紹介します。
シュードッグという本です。ナイキの創業から今に至るまでの話です。意外なことに創業者のフィルナイトの最初のビジネスモデルは日本で靴を安く買ってアメリカで高く売るというものでした。今で言うと中国で買って日本で売るみたいな感じでしょうか。フィルナイトって人はぶっ飛んでるんですよね。日本に来てオニツカって会社を見つけるんですが、その時の彼はお金もコネもないのに、自分は大きな会社を経営しているってハッタリかますんです。それでなんとか靴を販売することに成功するのですが、そんな綱渡りの経営なのである時資金がショートします。その時オニツカは日商岩井(これが商社)の2人をアメリカに送り込みます。その2人は2日くらい徹夜で決算資料を読み込みます(もちろん英語ですよ)。その時、フィルナイトが取引していた銀行と話して融資を得ようとするのですが、向こうの銀行は舐めた態度を取るんです。そこで日商岩井が面倒を見るから銀行は手を引けって感じでその時借りてた額を全部払って日商岩井が面倒見ることになるんです。これが商社の決断力なんです。日本の他の会社って本社に持ち帰って・・・・。みたいな感じですけど商社は一人一人が社長になれるレベルの人間なんです。その後、オニツカとは仲違えというかナイキが独自開発に乗り出してマイケルジョーダンとのコラボなど今のナイキになるのですがその辺を書いていると大変なので本を読んでみて下さい。
ポジションについて
肝心なポジションについてですが、商社を少将と岩谷産業を買い増ししました。
結構色々ありましたが、去年の今の水準まで回復しました(プラスばっかりですけど、損切りしたのが結構あるので・・・)