20230924 お金と幸せについて

お金

先日、会社の若い子と話をしていた時、その子に

「人生ってお金ですよね」

って言われました。それは半分あっているけどそれが全てではないということについてお話ししたいと思います。

あくまで私の資産額での感想なのでもっと上の人たちは違うかもしれませんが、そこは私の主観ていうことでごめんなさい。

幸せとは?

幸せには2種類あり、それは相対的であるということ。

1つ目は物質的な豊かさの追求(0をプラスにする作業)

2つ目は将来的な不安の解消及び精神的な自由の獲得

物質的な豊かさの追求

これはどういうことか説明しますと、欲しいものが買える。もしくはやりたいことができる。ということです。普通に暮らしていく上で必ずしも必要ないけどあったら豊かと思うものについてあげていきたいと思います。

・居酒屋5000円
・釣り1回6000円(ほとんど交通費)
・ちょっといい服とかバック(1万円〜10万円)
・国内旅行2万円〜10万円
・海外旅行10万円〜50万円
・車300万円(これはピンキリなので軽自動車とコンパクトカーの間くらい)
・家3000万円(これもピンキリなのですが、都内へ1時間くらいのアクセスの場所で贅沢までとは行かないけど満足できるレベルのもの、ネットで検索してみた値段)

こう考えると物欲には3つの金銭的壁があると思います。
①100万円
これは家と車購入以外の全ての行動ができます。実際にやるかどうかではなく出来るということが重要です。
②300万円
都内にいる人はあんまりピンと来ないかもしれませんが、田舎に住んでいれば車は家の次に大事ですし、ステータスになる時もあります。500万円くらいあると選択肢が広がりますかね。
③3000万円
家が買える金額です。個人的には物欲のゴールと思ってます。
実際に3000万円を超えたあたりからほとんど物欲がなくなりました。(実際に買えると思うだけで本当に必要かという視点で見れるようになる気がします。そしてそれらのほとんどが本当に欲しているものではないということに気が付きました)

将来的な不安の解消及び精神的な自由

これは、労働からの解放もしくは労働できなくなった時の不安の解消ということになります。どれだけあれば働かなくて良いのか。

ざっくりですけどちょっとした支出(車の買い替え等)があってもやっていける金額は月20万円くらいかなと思います。(車使わなければ15万くらいでもいけると思います。これも個人差あるので許してください)年間240万円とします。ここからは段階を追って説明します。

①240万円
これはなにか怪我やリストラで仕事を辞めても一年は生活できる資金です。一年あればなんとか次の仕事を見つけられるかもという精神的な余裕につながりますし、とりあえずなんでもすぐ働かなくちゃとはならなくなる金額と思います。
②2000万円
これはみなさまがよくニュースで聞く老後2000万円問題です。老後をどう定義するかで変わって来ますが、日本の男性の平均寿命が81歳なので60歳(65歳か70歳かも)からの21年間としましょう。そうすると必要なお金は5040万円です。ここで貯金0の場合月20万円が必要になります。2000万円の貯金があれば必要な額は約3000万円。月になおすと大体12万円くらいです。60歳で12万円の年金もらえるかは微妙なところですが、政府の言うところの老後2000万円問題はあながちずれてはないかなと思います。2000万円なければ月8万円稼げば良いので時給1000円くらいの仕事を月10日程度すれば良いことになります。それくらいなら働いても良いかなって思いますよね。
③5000万円
60歳から公的援助なしで平均的寿命まで暮らせる額です。これが一つの区切りになるかなと思います。
④8000万円
ここが安全にFIREできるポイントかと思います。高配当株で運用した場合、4%ルールとかありますけど、私は3%で見積もります。(税引き後3%の配当の株ならそこそこあります)
生活費240万円を0.03(3%)で割ると丁度8000万円です。つまり資産が全く減らないで生活できるのです。とりあえずはここを目指しております。

幸せとは相対的なものである。
物質的豊かさについても、比較する基準によって変わって来ますし、年齢によっても変わっていきます。私自身、若い時はデパートのブランドの服とか、高い車(これは買ってない)に憧れましたが、ある程度の年齢になると欲しいと思わなくなりました。つまり服とか車ってアイデンティティーであり、他者へのマウントと言う側面が強いです。今はユニクロの服を着て中古車に乗っています(欲を抑えているのではなくそれで十分なのです)。スキーや旅行も昔ほど行きたいと思わなくなりました。物質的な豊かさでは満たされなくなりました(そもそも欲がない)。
精神的自由については不満が若干あります。仕事にほとんどの時間を費やし、内面と向き合う時間が足りてないなって思います。こう言った思考の時間や芸術や自然にと触れ合う時間があればと思います。これは早い方が良いですね。感性もだんだん鈍って来ているのを感じており、少し焦っています。
結論
私の主観になってしまいますが、若いうちは2000万円くらいまでは幸福度とある程度相関するような気がします。それ以上はあまり変わりません。世の中には健康や若さ、人間関係などお金で買えないものが多いです。その大切さに若い時は気づかないものです。それが人生はお金(だけ)じゃないって言うことなんじゃないかと思います。
私がどうかって?すごく不幸ではないけど、あまり幸せを感じてません。
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