20240806 リーマンショックを振り返る

経済の流れ

昨日の日経は4,500円下げたと思ったら今日は3,200戻すと言うまさにジェットコースター相場です。せっかくですのでリーマンショックの時の値動きをみてみます。

サブプライムローン問題の表面化(BNPパリバショック)
話は2007年8月9日に遡ります。私が投資を開始したのは2007年12月なので、この時は私は投資をしてませんでした。
何が起きたかというとBNPパリバがサブプライム関連証券の解約凍結をしたのです。これでサブプライムローンはやばいっていうことが表面化しました。
2007年8月9日の日経平均終値は17,148円でした。
2007年8月10日の日経平均終値は16,651円でした。
3%程度しか下がってません。
2007年12月(私が投資を開始した時)
正確な時期は覚えてないのですが16,000円という数字を覚えているのでおそらく2007年12月11日の16,044円くらいの時期だったのではないかと思います。この時は2007年にサブプライムローンが表面化していたのでその煽りを食わずにラッキーくらいに思ってました。
2008年3月 ベアースタンズ買収
これはJPモルガンが米証券大手のベアースタンズを買収した出来事です。このことからのちに触れるリーマンブラザーズも救われるだろうと思われたと思います。
これが2008年3月16日です。
2008年3月14日の日経平均終値は12,241円でした。
2008年3月17日の日経平均終値は11,787円でした。
4%程度しか下がってません。
しかし、2007年8月9日をベースに考えるとなんと31%も下がっているのです。
2008年9月7日 住宅公社2社を公的管理下に
これは政府系住宅金融公社のファニーメイとフレディマックに公的資金を注入し政府管理下に置くと言うものです。
2008年9月5日の日経平均終値は12,212円でした。
2008年9月7日の日経平均終値は12,624円でした。
3%程度上がってます。少し安心感が出たのでしょう。
2008年9月15日 リーマンブラザーズ破綻
実はこの日は大して下げてないんですね。
2008年9月12日の日経平均終値は12,214円でした。
2008年9月16日の日経平均終値は11,609円でした。
5%程度しか下がってません。
その後9月24日には12,115円まで戻してます。
意外って思いませんか?それはなぜかというとどうせ政府が救済するんでしょって思っていたからです。実際2008年9月20日に米政府は公的資金による金融安定化法案を発表しました。
2008年9月29日 米下院が安定化法案を否決
この日は会社の食堂でテレビを見ていたのを覚えています。すでに16,000円から12,000円まで売り込まれてしまっていますからね。頭おかしいんじゃないかって思いました。
さらに改めて株価を見て意外だったのが
2008年9月29日の日経平均終値は11,743円。
2008年9月30日の日経平均終値は11,259円。
4%程度しか下がってません。
売りが売りを呼ぶ展開
この後連鎖的に株が売られました。結局10月3日に安定化法案が成立するのですがそれでも収まらず。10月8日に主要6カ国が緊急協調利下げをする羽目になります。
底値
これがいつ底値をつけたのかというと終値ベースで
2008年10月27日の日経平均終値は7,162円。(瞬間的には翌日の6,994円)
BNPパリバショックからの下げ率
なんと−58%です。
リーマンブラザーズ破綻からの下げ率
−41%です。
改めて見るといっぱいあった逃げ場
私も記憶が曖昧になっていたのですが、改めて確認してみるとリーマンブラザーズが破綻してから売っても数%の下げで済んだんですよね。リーマンブラザーズが破綻してから2ヶ月お休みするだけでよかったんですよね。
つまり、ある事象が起きてから下げるまではタイムラグがあるってことです。
今後の教訓
今回(2024年8月)の暴落も7月11日の日銀の為替介入がトリガーになっています。
そして最大の暴落(今の所)8月5日です。この間約1ヶ月ありました。
やはり事象が起きてからでも間に合うことは多いです。情報を適切に解釈し、臨機応変に対処することも大切だと改めて思いました。
今は空売りの買い戻しが入ったのか機関投資家が入ったのかわかりませんが、少し戻しました。だいたい乱高下しながら落ち着いてくると思います。
落ちつきどころを探りながら再度購入するのが良いと思います。
私も様子を見ながら買い戻していこうかと思います。
それではまた。
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