みなさまお疲れ様です。18日19日と開催されていた日銀の金融政策決定会合が無事通過しました。
内容を軽くみておきましょう。
議事録はここから見れます。マスコミの意見ではなく原文を見た方が良いです。
決まった事は
無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0.25%程度で推移するよう促す。
です。初めて見た人にもう一度解説しておきますと銀行は常にお金を持っているわけではなくて大部分を日銀の当座預金に預けています。そこで日銭を銀行間で貸し借りしています。その時の金利です。これを前回同様据え置きました。
私はこれ自体あんまり気にしていません。なぜなら実体経済に影響を与えるのは長期金利、つまり国債の価格だからです。なぜかというと、長期金利は住宅ローンにも影響しますし、株価にも影響します。例えばあなたが安定して3%の配当が出る会社の株を欲しいと思っていて、株価は上がらなくてもいいから配当分だけ欲しいという人も多いと思います。ここで国債の金利が年利換算で3%あれば国債を買った方が安全ってことになります。よく、国だってどうなるかわからないんだからっていう人がいると思いますが、そうなる前には株式市場の方が先にぶっ壊れているはずです。バフェットはそれを見越して株式を売却し、国債にシフトしようとしているのです。
国債の金利については財務省のページで見れます。
直近の国債の金利です。
過去の国債の金利を間引いて編集しました。
ここ20年くらいは超低金利で直近では少し利上げ傾向にありますが、過去を見てみればまだまだ可愛いものです。
個人的には国債に金利をつけること自体反対です。
その辺は後ほど、円建て国債と税金、平等と公平というテーマでお話ししたいと思います。
それではまた。