まさに晴天の霹靂でしたね。
昨日、日銀の金融政策決定会合がありました。
その結果を受けていきなり売り崩される局面がありました。しかし、その後高市さんの会見があり、ある程度持ち直した感じがあります。もし、このタイミングでなければ植田ショック再びと言うと言うところだったでしょう。
その点ではかなり絶妙なタイミングを狙ったというかもしかしたら裏で調整があったかもしれません。
それでは内容を確認して行きます。
リンクが原文です。
まず、
無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0.5%程度で推移するよう 促す。
これは今回詳しく説明しませんが、超短期金利で今回はステイです。
問題は次です。
1.ETFについては、年間 3,300 億円程度のペースで、取引所市場で形成される価 格にもとづき、市場への売却を行う。
2.J-REITについては、年間 50 億円程度のペースで、取引所市場で形成される 価格にもとづき、市場への売却を行う。
3.ETF、J-REITともに、上記の売却ペースのもとで、時期の分散に配慮しつ つ、各銘柄の保有割合におおむね比例的なかたちで売却する。
初心者の方もいると思うので少し詳しく説明します。
日銀のETF買い
2013年以降日銀は異次元の金融緩和として日本株式のインデックスファンドを買ってきました。それは2024年3月まで続きました。過去の記事を見て下さい。
じゃあどれだけ持っているのってことですけど
ここに書いてあります。
1ページ目の上の方

普通の株が約370億
ETFが約37兆円
REITが約6660億円
(簿価)です。
どれだけ売るのか?
今回の発表のサマリーを見てみます
以下資料から抜粋です。

ETFだけ見てみると簿価で年間3300億円程度ですから37兆円の約1%程度です。12年で積み上げたETFを100年かけて償還するイメージです。
市場に与える影響
そんなことしたら株が下がってしまうと思うかもしれませんが2024年3月19日に日銀が買取を辞めた時の日経40,003円から上がってますし、実際に最後に日銀が介入した日である2023年10月4日の日経は30,562円ですからそこからもかなり上がっています。
市場は日銀なしで上昇を始めているのです。将来的にはエミンの言っている日経20万、30万の世界は来ると思ってます。
私の周りでは投資に興味を持ち始めた人がちらほらいますがそれでもまだ少数ですし少額です。これからインフレもありますしそれらのお金が一気に流れてこんでくるでしょう。
そうした中で日銀の役割はアクセルからブレーキへと変わっていくことでしょう。
売る量も大したことないですし、ある程度冷やしながらチャートを作ることは長期の相場を形成するのに重要です。
短期的には少し揉むような気がしますが、やはり高市さんか否かそこが今後の相場で最も重要なポイントです。日銀への不安と高市さんへの期待このバランスでしょうか。
ポジション確認
現物はほぼフルインベストです。
信用を解放しようと思いましたが、日銀の発表もあったのでもう少しだけ様子見します。


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